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MOTENA-Sea社株主インタビュー 4-①(本瓦造船㈱ 原田様)
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こんにちは。商船三井テクノトレードの福永です。
第4弾の株主インタビューは、水素とバイオディーゼルを活用したハイブリッド観光船を建造中の本瓦造船株式会社より営業部 係長 原田様のインタビューです。
―普段はどのようにお仕事をされていますか?
営業部に所属しています。造船業の営業は先方からの引き合いで商談がスタートするため、他業界の営業のイメージとは異なります。引き合いから契約、建造、船主への引き渡しまでプロジェクトの最初から最後まで関わる仕事です。
―入社された時、営業部には女性社員はいらっしゃったのですか?
いえ、女性初の営業部所属となりました。私が入社した当初の造船業は今以上に男性社会というイメージがあり、面接では性別に関わらず公平に扱ってほしいことを伝えました。
仕事内容は電話対応や発注書等作成からスタートし、徐々に造船用語等を覚えました。
―普段の業務でやりがいを感じる瞬間はありますか?
1隻1隻がオーダーメイドで前回のやり方が通用せず苦労することが多いので、正直やりがいを感じることは少なく、就航時にはやっと解放されたという感覚の方が大きいです。(達成感?)入社して1番最初に担当した船が出港する際に船主様から「原田さんが担当で良かった」と言われた時はうるっとしました。
―プロジェクトを始めて聞いた時、どのように思いましたか?
2年前に初めて聞いた時は正直「やめて~絶対担当になりたくない!」と思いました(笑)会社として同じような船ばかりつくっていても進歩がなく、他社との差別化ができないため新しい船を建造することは造船所としての強みになるとは思いましたが、そこまでの準備が大変だろうなと想像してしまいました…
―このプロジェクトで苦労していることはありますか?
国土交通省が承認する初めての水素燃料電池船なので、検討会の中でルールを決めていかなければならず、普段時間がかからないことに時間と労力がかかるので、その点で苦労しています。
―このプロジェクトに期待していることはありますか?
このプロジェクトで様々なメーカーや業者の方々と苦労を重ねてきたからこそ、今回の水素燃料電池船をベースとしたような船が建造されることを期待したいです。
―今後はどのような業界になってほしいですか?
海の世界は陸上より技術・情報が10年程度遅れていると言われているので、今の時代に合ったものを様々なメーカーと方向性を揃えて提供していければと思っています。
【福永の感じたこと】
社内外問わず疑問に感じたことは相手に伝え、解決するよう心がけているとお話してくださった原田さん。どんな状況でも正面から仕事・顧客と向き合うことで、信頼を得てこられたことが今回の取材で改めて分かりました。
パート2は設計課 大森様へのインタビューをお送りします!