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MOTENA-Sea社株主インタビュー 4-②(本瓦造船㈱ 大森様)

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事業全体

こんにちは。商船三井テクノトレードの福永です。

本瓦造船様の第二弾インタビューは、工務部 設計課の大森様のインタビューです。

(今回のために作業着を新調してくださったとか…!?)

 

―普段はどのようにお仕事をされていますか?

設計部に所属しています。流れとしては営業部が契約、仕様を顧客と決めた後に設計部が図面を提出、修正しながら船主の要望を踏まえた船に出来るよう設計していきます。

設計部は基本的に「機関担当」等、船の部分ごとに担当が分かれており、専門性をもって働いていますが、私は専門を持たず、必要に応じて対応する役割をしています。

 

―プロジェクトを始めて聞いた時、どのように思いましたか?

本プロジェクトは水素機器やシステムの構成、開発等を普段関わらない会社と共に検討できるということで、初めから楽しそうだと思いました。国土交通省との交渉部分においても打ち合わせを行いながら少しずつ前に進めていくことは刺激があって楽しいです。ただ建造スケジュールに影響がでないようマネジメントすることは大変ですね。

 

―普段の業務でやりがいを感じる瞬間はありますか?

1隻終了しても息つく暇なく次の仕事に取り掛かるため、出港していく船を見送りながらやりがいを感じる時間は取りづらいです。ただ本船は客船なので、週末に家族を乗せて「父ちゃんが参加したんだぞ!」と自慢できるところは嬉しいです。

 

―苦労していることはありますか?

建造が本格化してからの対応の方が大変ではと思っています。図面通りに建造していても途中での修正・変更はよくあることなのですが、その修正で船体のバランスが悪くなることもあり、調整が忙しくなりそうだなと感じています。

 

―このプロジェクトに期待していることはありますか?

水素関連技術の発展と法整備について議論が活発化していくことを期待しています。造船所としては水素燃料電池船の実績があると言えるよう、このプロジェクトを成功させたいです。

 

―今後どのような業界になってほしいですか?

最近ようやく3DCADの導入が開始されるなど、造船業界は技術的に自動車業界・航空業界と比較して遅れていると言われており、技術の進歩があればもっと良い業界になるのではないかと思っています。

 

【福永の感じたこと】

一緒にインタビューをさせて頂いた原田さんからも「大森さんは社内外からの信頼度が抜群」と言われており、お話の中でも仕事への前向きさやひたむきなお人柄がうかがえました。原田さん、大森さん、皆さまがご家族に自慢できる船にしたいと思いました。