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MOTENA-Sea社株主インタビュー 2-②(関門汽船㈱ 馬場様)
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―プロジェクトを始めて聞いた時、どのように思いましたか?
業界で初の試みなので、ぜひ成功させて地域に根付かせたいと思いました。
―プロジェクトではどのようなことを担当されていますか?
地場企業である当社の強みを活かし、現在は地元企業・役所等との協力関係を築いていくことに注力しています。今後は船員の派遣等運航関連、
航路の申請業務にも携わります。
―130年以上関門地区で旅客船事業に取り組んでこられた貴社が新しい事業会社であるMOTENA-Sea社に参画した理由は何ですか?
関門汽船はその時々の情勢や客層の変化に上手く適応することで生き残ってきた会社です。平成10年以降は両岸の観光施設整備や大河ドラマ等の影響もあり、
ビジネスユースから観光ユースに大きく切り替わりましたが、ニーズに合わせた航路や企画で乗り越えてきました。船の業界でもSDGsが叫ばれる今、
水素をエネルギーとする船に携わることで時代の変化に順応する会社でありたいと思っています。
―どのような想いでこのプロジェクトに取り組んでいますか?
個人的には「常にチェレンジャーでありたい」という思いがありプロジェクトに取り組んでいますし、会社的には水素船の運航を担当しているということで
魅力的な見方をしてもらえると思っています。また、昨今船員を募集してもなかなか応募が来ないケースもあると思いますが、新しいことに取り組んでいることで、
夢を持って当社の船員になりたいと思う人が出てくることにも期待しています。当社の船員の中でも水素燃料電池船を操船したいと既に手を挙げている人もいますよ!
―このプロジェクトにどのようなことを期待されていますか?
この船を出発点として水素燃料電池船のような新しい船で業界が盛り上がることを期待しています。また、MOTENA-Sea社がその先駆けとして歴史に残り、
関門汽船もそのメンバーの一員となれたら嬉しいです。
―どのような業界になってほしいですか
旅客船の業界としてはもっと船旅に興味を持つ方が増えて、様々なシチュエーションのクルーズや利用客が増えたらいいなと思っています。日本でもクルーズ船が
5、6年前から一般化しつつありますが、まだ乗ったことのない方にもMOTENA-Sea社の水素燃料電池船を機会に興味を持ってもらえればと思います。
【福永の感じたこと】
今回の取材でこのプロジェクトへの意気込みや、前職での経験を活かした試みを成功させたお話を伺い、とても刺激になりました。関門汽船様、パートナーの皆さまとともに環境対策船の先駆けとなれるような船にしたいと改めて感じました。